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健康診断で異常を指摘された

健康診断で
異常を指摘された方へ

〜健診後こそが健康管理の
スタートラインです〜

健康診断は、病気の早期発見・予防のために非常に重要な機会です。症状がなくても、健診で異常を指摘されることは珍しくありません。「少し数値が高かった」「要再検査と書かれていた」など、どこまで受診すべきか迷われる方も多いかと思います。
しかし、健診結果で“異常なし”とされていても、この先ずっと異常なしというわけではありません。また“要再検査”や“要精密検査”があれば、現時点で体からのサインである可能性が高いといえます。そのまま放置してしまうと、病気が進行してしまうこともあるため、早めの受診が大切です。
当院では、健診結果の読み解きから再検査・精密検査まで、一人ひとりの健康状態に合わせて丁寧にご対応いたします。不安な気持ちも含めて、お気軽にご相談ください。

健診結果の見方

異常なし

「異常なし」は「現時点の検査範囲で明らかな病気は見当たらない」という意味です。生活習慣を維持し、次回健診を目安に健康管理を続けます。ただし、健診項目に含まれない検査(例:胃カメラ・大腸カメラなど)は含まれていません。
生活習慣の維持と定期健診を続け、気になる症状が出たときは次回の健診を待たず受診しましょう。次回までの自己記録(体重、血圧、運動量、飲酒量)を残しておくと、変化の早期発見に役立ちます。

要経過観察・要再検査

「要経過観察・要再検査」は、「数値や結果が正常と異常の境界あたりにある」という意味で、もう一度確かめましょうという結果です。脱水や直近の食生活、前日の飲酒、風邪、便秘など一時的な影響もあるため、採血・尿・エコー検査/レントゲンなどで測り直し、前回との変化を見ます。結果票をお持ちのうえ受診ください。次回までに家庭血圧・体重・症状メモ(いつ/どんな時に)を1〜2週間記録すると診断が正確になります。食事・運動・睡眠・禁煙を少し整えるだけでも改善が期待できます。

要精密検査

病気の可能性が否定できず、原因を特定するために専門的な検査が必要という意味です。例えば、便潜血陽性大腸カメラピロリ菌陽性胃カメラと粘膜評価、胸部異常影→CTや呼吸器内科での診察などがあげられます。そのままにすると、早期発見のチャンスを逃す可能性があります。早めに受診し、適切な検査計画を立てましょう。検査によっては内服調整や食事制限が必要な場合がありますので、案内に従い準備しましょう。

要治療

「要治療」は、いまの状態をこのままにせず治療を始めましょうという判定です。高血圧・糖尿病・脂質異常症、ピロリ菌感染や肝機能異常などが該当することが多いです。そのほかにも、貧血や甲状腺の異常、腎機能の低下、心電図での不整脈・狭心症の所見などが当てはまることがあります。まずは結果票とお薬手帳をご持参のうえ受診ください。自己判断の中断は悪化・合併症につながります。

再検査(要再検査)と精密検査(要精密検査)の違い

再検査(要再検査)

脱水・直近の食生活・飲酒・体調などの一時的影響や測定誤差を除くため、同じ検査を条件を整えて短期間で測り直す段階です。基準に近い“境界ぎみ”の結果で用いられることが多く、前回との変化を確認します。

精密検査(要精密検査)

異常の原因を特定するために内視鏡やCT、超音波など専門的な検査を追加して詳しく調べることをいいます。項目によっては治療が必要になることもあるため、早めの受診を検討いただくと安心です。


健診でよく見られる「異常値」の例と考えられる病気

健診項目ごとの「高値」「低値」で何が疑われるかを簡潔にまとめた表です。実際には体質や年齢、性別によって意味合いが異なることもありますので、医師による総合的な評価が重要です。

検査項目 異常の傾向 主に考えられる疾患・状態
血圧 高い:高血圧・動脈硬化・腎障害等
低い:起立性低血圧・自律神経失調など
高血圧、脳卒中、心疾患、めまい、ふらつき
血糖値・HbA1c 高い:糖尿病予備群・糖尿病
低い:低血糖
糖尿病、膵臓疾患、インスリン過剰
コレステロール(LDL・HDL) LDL高:動脈硬化リスク
HDL低:心血管疾患リスク
脂質異常症、虚血性心疾患、脳梗塞
肝機能(AST/ALT/γ-GTP) 高値:肝炎、脂肪肝、アルコール性障害 肝機能障害、アルコール性肝障害、脂肪肝
腎機能(クレアチニン/eGFR) クレアチニン高・eGFR低:腎臓病 慢性腎臓病、薬剤性腎障害、脱水
尿酸 高値:痛風・腎結石リスク 高尿酸血症、痛風、腎機能低下
尿検査(タンパク・潜血) タンパク尿:腎炎・ネフローゼ等
潜血:膀胱炎・結石・がんなど
尿路感染症、腎疾患、膀胱がんなど
便潜血 陽性:大腸がん、ポリープ、痔など 大腸がん、大腸ポリープ、痔
心電図 不整脈・虚血性変化など 心房細動、狭心症、心筋梗塞

異常を指摘されたら、
まず何をすればいい?

健診で「要再検査」や「要精密検査」と記載があっても、受診しないままにされる方も多くいらっしゃいます。しかし、健診の目的は病気を「早期に見つけること」にあり、その後の検査や対応がとても重要です。

例えば…

当院では、内視鏡専門医による胃カメラ・大腸カメラの検査をはじめ、血液検査・腹部超音波検査・尿検査などを通じて、異常の原因を正確に把握してまいります。


当院でできる主な対応

  • 健康診断の結果説明・総合的な評価
  • 再検査・精密検査の実施(胃カメラ大腸カメラ・超音波検査)
  • ピロリ菌の検査・除菌治療
  • 高血圧・糖尿病・脂質異常症など生活習慣病の治療
  • 必要に応じた専門医への紹介(CT検査など)
  • 産業医経験を活かした健康指導・生活アドバイス

このような方もご相談ください

  • 健診で異常を指摘されたけど、まだ病院には行っていない
  • どの項目がどれくらい悪いのか、自分ではよくわからない
  • 胃カメラや大腸カメラが不安で、検査をためらっている
  • 数年前から異常値を放置しているが、そろそろ診てもらいたい
  • 血便や胃もたれ、食欲不振があるけど、健診では異常なしだった

当院では、患者さんの不安に寄り添いながら、必要な検査を過不足なくご案内しています。丁寧な問診と説明を心がけていますので、どうぞ安心してご来院ください。


健康診断結果に関して
よくある質問

血圧が高いと指摘されたのですが、すぐに薬が必要ですか?

たまたま測定時に血圧が高くなっていることもあります。家庭血圧や複数回の血圧測定にて、本当に高血圧か確認することを推奨します。場合によっては、運動や食事など生活習慣の見直しを行うことで改善することがあります。

血糖値が高い、HbA1cが高いと指摘されたのですが、糖尿病ですか?

「血糖値が高い」「HbA1cが高い」と指摘された時点では、「糖尿病の疑い」があるという意味になります。空腹時血糖など追加で検査することで、糖尿病か診断します。

尿酸値が高いと指摘されたのですが、痛風になりますか?

尿酸値が高い場合、痛風や腎障害のリスクが高まります。ただし、尿酸値の数値が高い=すぐに痛風ではありません。食事や体重を管理することで改善できないか、模索してみましょう。

肝機能異常(AST、ALT、γ-GTP)を指摘されたのですが、飲酒(お酒)が原因ですか?

アルコールが原因のこともありますが、脂肪肝や薬の影響、ウイルス性肝炎など様々な要因が考えられます。放置せずに追加の血液検査や腹部超音波検査を受けられることを推奨します。

貧血と指摘されたのですが、何が原因ですか?

女性の場合、鉄欠乏性貧血のことが多くなります。ただし、中には胃腸からの出血や慢性疾患が隠れていることもありますので、血液検査や内視鏡検査など必要に応じて追加の検査を受け、原因を明らかにするようにしましょう。

ピロリ菌感染の可能性ありと指摘されたのですが、胃カメラが必要ですか?

ピロリ菌感染は、胃炎や胃潰瘍、胃がんのリスクを高めます。そのため、ピロリ菌感染の可能性ありと指摘された場合、胃カメラにて粘膜の状態を確認するようにしましょう。当院では、鎮静剤を使用して苦痛の少ない胃カメラ検査を行っています。お気軽にご相談ください。

ピロリ菌

便潜血検査にて陰性だったのですが、血便が出ました。放置しても大丈夫ですか?

便潜血検査の精度は100%ではありません。痔だけでなく、その他原因でも血便が生じることがあります。そのため、血便が繰り返しある場合や量が多い場合、大腸カメラを受けるようにしましょう。当院でも、鎮静剤を使用した苦痛の少ない大腸カメラを行っています。血便や便潜血検査の結果にご不安な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

大腸カメラ

健康診断・人間ドックで異常を指摘されたのですが、自覚症状が全くありません。本当に受診したほうが良いですか?

健康診断・人間ドックにて見つかる多くは「症状が出にくい」といった特徴があります。そのため、症状がないから問題ない(大丈夫)と判断せず、症状がないからこそ早期に気づきを得られるように、再検査・精密検査を受けるようにしましょう。

なかみち内科・内視鏡クリニック