チクチク・ズキズキ・刺しこむ腹痛

キリキリ・ズキズキ・チクチク
お腹が痛む？

キリキリ・ズキズキ・チクチクお腹が痛む、お腹に痛み・違和感を覚えることはありませんか？
以下のような症状がありましたら、お気軽に当院までご相談ください。

腹痛の原因となる病気

腹痛といっても、鈍い痛みや鋭い痛みなど、さまざまな痛みがあります。どのような痛みがあるかで、ある程度原因を推測することが可能です。以下のような痛みがありましたら、胃カメラや大腸カメラといった精密検査まで対応可能な当院までご相談ください。

ストレスが原因で腹痛になる？

ストレスが原因で腹痛が起こることはよくあります。精神的な緊張や不安が続くと、自律神経のバランスが乱れ、胃腸の動きや血流に影響を与えます。その結果、胃酸の過剰分泌や腸のけいれんが起こり、腹痛や下痢、便秘などの症状が現れることがあります。とくに「過敏性腸症候群（IBS）」は、ストレスが大きく関係している代表的な病気で、検査では異常が見つからなくても症状が続くことがあります。心と体は密接につながっており、リラックス法や十分な睡眠、運動なども腹痛改善に役立つことがあります。

過敏性腸症候群

マイコプラズマ肺炎、
手足口病で腹痛になる？

マイコプラズマ肺炎や手足口病でも、腹痛がみられることがあります。マイコプラズマ肺炎は呼吸器の感染症ですが、一部の患者さんでは全身症状として頭痛、倦怠感、下痢や腹痛などが出ることがあります。これはウイルスや細菌による全身の炎症反応が影響していると考えられています。手足口病はエンテロウイルスが原因で、口の中や手足に発疹が出る病気ですが、同時に腸にも感染し、腹痛や下痢を引き起こすことがあります。とくに小児では「お腹が痛い」と訴えるケースが少なくありません。いずれも発熱や食欲低下を伴う場合は、医療機関に相談するようにしましょう。
なお、当院は高校生以上の方を対象に診療しております。中学生以下のお子さまの診療は行っておりませんので、症状がある場合は小児科へご相談ください。

発熱を伴う腹痛の原因は？

発熱を伴う腹痛は、体内で炎症や感染が起こっているサインです。代表的な原因としては、ウイルスや細菌による感染性胃腸炎があります。嘔吐や下痢を伴うことが多く、ノロウイルスやサルモネラ菌などが原因となります。また、虫垂炎（盲腸）や胆嚢炎、腎盂腎炎、憩室炎、腸閉塞などでも、発熱とともに強い腹痛がみられることがあります。婦人科疾患では、骨盤内炎症性疾患（PID）や卵巣嚢胞のねじれなども疑われます。いずれも放置すると重症化するリスクがあるため、発熱と腹痛が同時にある場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。

感染性胃腸炎

腹痛があるときの検査

腹痛があるときの検査は、症状の原因を特定するために行われます。まず問診と診察で、痛みの部位や性質、発症状況などを詳しく確認します。次に、血液検査で炎症や感染、貧血の有無を調べます。尿検査や便検査では、尿路感染症や消化管出血、感染性腸炎などを評価できます。画像検査としては、腹部超音波（エコー）で胆嚢や肝臓、腎臓の状態を確認したり、CT検査で腸管や膵臓などの病変を詳しく見ることがあります。CT検査につきましては、必要に応じて近隣の検査対応医療機関へ当院から依頼いたします。検査後の結果説明・治療方針のご相談は当院で一貫して行うことも可能です。必要に応じて胃カメラや大腸カメラを行います。当院では、腹部超音波検査のほか、胃カメラ、大腸カメラに対応しています。腹痛にお悩みでしたら当院までご相談ください。

腹痛があるときの対処法

辛いものを食べて
腹痛になるのはなぜ？

辛いものを食べた後に腹痛が起こるのは、主に唐辛子などに含まれる「カプサイシン」という成分が関係しています。カプサイシンは消化管を刺激し、胃酸の分泌を促す作用があるため、胃粘膜が敏感になっている人では胃痛や胃もたれを引き起こすことがあります。また、小腸や大腸でも刺激となり、腸の動きが活発になって腹痛や下痢につながることもあります。とくに空腹時や胃腸が弱っているときに辛い物を摂取すると、症状が出やすくなります。過敏性腸症候群の方は刺激に敏感なため、症状が悪化することもあります。
また、吸収されずに大腸まで到達したカプサイシンが肛門周囲の神経も刺激するため、排便時に「ヒリヒリ痛い」「しみる」感じが出ることがあります。下痢が続くと皮膚がただれて痛みが増し、痔や裂肛があると悪化しやすくなります。
辛いものは適量を守り、体調に合わせて摂ることが大切です。

腹痛で医療機関を受診すべき
タイミングは？

以下のような症状がありましたら、自己判断せずに医療機関を受診するようにしましょう。